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物語は8巻で完結していて、本書は主人公以外の視点から見たサイドストーリーというところでしょうか。新しい情報などはありませんが、シリーズのファンなのでおもしろく読めました。
僕だけがいない街(9)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2017/02/04
- メディア: Kindle版
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傷だらけのカミーユ
シリーズ完結編。犯人の意外さはあまりありませんが、得意の暴力描写は冴えてます。痛そー。最後が切ない。
神の時空 ―鎌倉の地龍―
カルト村で生まれました。
脳はなぜ「心」を作ったのか
読後の最初の感想は読むんじゃなかった、でしょうか。決してつまらなかったからではありません。刺激が強すぎました。今まで「私」と思っていたものが実は錯覚に過ぎないとは…。
受動意識仮説については、中村文則の「教団X」などの書籍や雑誌記事で目にしていたのですが、ほとんど理解できていなかったようです。この仮説によると人の意識というのは脳のニューラルネットワーク(小人)たちによって作られる錯覚に過ぎないとなるのでしょうか。私が焼肉が食べようとかジョギングをサボって二度寝しようと決めているように見えるのも錯覚で、実は小人たちによって決定された後にあたかも「私」が決めたように思わされているだけなのです。喉が渇いたので水を飲もうと思うより前に、実はもう手をつかさどる脳の部分はコップへ手を伸ばすように働いているのです。自分が決めているように見えて、意識できない小人による決定が知らされているだでけなのです。驚いた!この無力感はどうすればいいの?
脳はなぜ「心」を作ったのか「私」の謎を解く受動意識仮説 (ちくま文庫)
- 作者: 前野隆司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 文庫
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